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トライオートETFの必要資金について(計算方法)

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2022年入ってから株価はいいニュースがありませんね。

私も愛用しているトライオートETFですが、設定以降調子がよく継続的に利益を積み重ねてくれていましたが、今年に入ってから含み損が増えています。それだけならほったらかしでいいのですが、有効比率が200%を切る事態になり、急遽追加資金を投入+今の設定を停止という事態に・・・

よくよく見ると安全に運用していたつもりが計算ミスをしていたのでした。

このままギャンブルのような投資を続けていては継続性がないと思い、改めてトライオートETFに必要な資金を計算してみたいと思いました。

結論(0ドルまで耐えられる必要資金)

必要資金=①必要証拠金(500円)+(②保有ポジションの価格×③ドル円レート)

これを保有ポジションごとに出す。=エクセル等推奨

※0ドルまでじゃなくて結構という場合は①及び②が変更になります。

①は公式サイト(https://www.invast.jp/etf/service/summary/pdf/depositlist_01.pdf)から

②は保有ポジションーロスカット価格に改める

ではひとつづつ見ていきましょう。

1 ロスカットについて

FXをやっている方の嫌いなワード1位の「ロスカット」。ロスカット とは損失が拡大しないようにあらかじめ定められた証拠金維持率を割り込んだ時点で保有ポジションを自動的に精算すること。つまり損失が確定してしまうことです。トライオートETFでは有効比率が100%を下回るとロスカットが執行されます。これは有効証拠金が必要証拠金を下回ることと同じこととなります。

なお、有効証拠金とは、口座に預けている証拠金残高+評価損益なります。

必要証拠金はインヴァスト証券のHPにあります。

<例>

1ドル=110円、TQQQ100ドルで1口取得(証拠金預託額10000円の場合)

<1日目TQQQ 100ドルの時>

有効証拠金=10000円 必要証拠金2100円

<10日後TQQQ 前日30ドルから15ドルに下がったとき>

有効証拠金=650円(10000-(85×110)) 必要証拠金700円

※必要証拠金は前日の終値を基準価格としています。

この場合10日語に有効証拠金が必要証拠金を下回るため、ロスカットとなってしまいます。

2 ロスカットにならないために

では、ロスカットにならないためにはどうすればいいか。想定するロスカットレートまでの必要資金を求めておき、その資金以上の資金を口座に入れておけばいいのです。

必要資金の出し方の例

1ドル110円、TQQQ 100ドルで1口取得

ロスカットレート30ドルの想定

 必要証拠金(700円)+余裕資金((100-30)×110)=8400円

ロスカットレート0ドルの想定

 必要証拠金(500円)+余裕資金(100×110)=16000円

※必要証拠金は前日終値が基準ですのでちゃんと出すには前日からの下げを考慮しないといけないのですが、簡易的に求めています。

ロスカットレートを高めに想定すれば必要資金は少なくてすみますが、リスクも高くなります。0ドルまで下がることを想定しておくと安心と言えますね。これをポジションごとに出していくと必要資金を出すことができます。

いろいろな方が必要資金算出のためのエクセル等のシートを公表していますので参考にしてみてもいいと思いますが、おすすめは自分で作ってみること。どういう計算かを知ることができるためより理解が深まると思います。

私も今回の失敗を契機にスプレッドシートで必要資金算出表を作成してみました。自分で作成するとアレンジ可能なので、現在資金で何ドルまで耐えられるかなども出すことができます。計算自体はさほど難しくないのでぜひお勧めしたいです。

自分の資金は自分で守る。株価の調整は私に当たり前のことを気づかせてくれました。安全運転でこれからも運用し、退場しないようにしたいです。

早くTQQQが上がって止まっている設定が稼働できる日が来ますように。