40代の地方公務員が経済的自由を目指すブログ

経済的自由を手に入れるためにいろいろやっています

公務員にトラリピがおすすめする理由について

トラリピとは、『トラップリピートイフダン®』という当社独自の注文の略称です。(マネースクエア社HPより)

公務員の私がなぜトラリピを行おうとしたのかをざっくり書いていこうと思う。

FXの基本ワード

FXを始めようとすると初めによくわからない用語が当たり前に飛び交っているので敷居が高く感じる。私も興味はあったが、ネットで調べてもいまいちよくわからない用語があった。いくつかまとめておきたいと思う。

1 為替差益

為替レートの変動によって得られる利益(キャピタルゲイン

(例)1ドル=100円の時にドルを買い、1ドル110円の時に買ったドルを売ると差額の10円が利益になる。(1万ドル買っていれば、1万ドル×10円=10万円の利益)

2 スワップ

2国間の金利差による収益、毎日発生する。(インカムゲイン)低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買えばスワップを受け取ることができる。

※為替差益とスワップがFXで狙う収益となる。

3 証拠金

FXでは少額の資金を担保にその何倍もの資金を動かすことができる。(レバレッジをかけられる。)証拠金は担保となる資金のこと、FXでは最大25倍までのレバレッジをかけられる。(通常は1万円では1万円分の取引しかできないが、レバレッジ25倍ということは25万円分の取引は可能)

※ただし、レバレッジをかけすぎると利益も増えるが、損失も増える可能性がある

4 ロスカット

レバレッジをかけた取引により、損失が膨らみ、必要な担保以上の不足金が発生する前に自動で損失を確定させる仕組み。ロスカットになると損失確定のため、注意が必要となる。

 

トラリピをする理由

公務員や日中仕事を持っている方にこそトラリピをおすすめしたい理由については様々ある。専業トレーダーとの根本的な違いとして時間の使い方が挙げられる。どうしても日中にしかチャンスのないような投資はできない。(そもそも仕事中にトレードしたらアウト)トラリピの特徴がそのまま仕事をしながらできるような設計になっているのだ。

その1 「レンジ相場」

外国為替は株式と異なり、比較的レンジ相場になりやすい。ドル円の関係で言えば、一直線にドル高が進むことはあるが、常にドル高になり続けるわけではなく一定のところで反転し、ドル安に進みやすくなる。レンジを形成する通貨でトラリピを行うことで「売り→買い」を繰り返し1回の利益は少額だとしても回数を稼ぐことで利益を積み重ねることができる。

その2 瞬間的な値動きの予想は難しい(素人目線)

レンジ相場を形成する通貨出会っても明日上がるか下がるかは素人では予想が難しい。(予想ができれば「これから上がる時に買ってもう下がる時に売る」という行動が可能)しかも素人の私はだいたい失敗してきた。その瞬間の感情を排除してトレードを行うことで、レンジ形成をしている通貨では計画的なトレードができる。

f:id:gamakujira61:20211021192902p:plain

過去5年のドル円のチャート

その3 値幅よりもある期間における値動きの合計で利益を狙える

為替市場ではいくら上がったか(下がったか)の値幅で利益が決まるが、トラリピではある期間で為替レートが行ったり来たりすることで利益を繰り返し決まる。(例)ある通貨ペアの1年の価格の差が30円の場合は一番安いところで買って一番高いところで売ると30円の利益。しかし、為替相場は上下を繰り返しているため、日々の値動きの合計が400円とすると400円分の利益を狙うことができる。

最安値と最高値の差よりも日々の細かい値動きで利益を生み出す方が利益の合計は大きくなるということだ。そして、トラリピならば一度設定するとレンジの範囲内であれば自動で「売り→買い」を繰り返すため、基本はほったらかしでよい。ものぐさな日中に仕事をもっている人にとっては非常に相性の良い投資方法と言える。

※日々の値動きを常に気にすることなく発注しておくことで利益を生み出すことができることがトラリピ

トラリピの注意点

ここまでトラリピの良さに着目してきたが、当然デメリット、注意点はある。ここをクリアできればトラリピ は非常によい投資方法と言える。

1 レンジを形成する通貨ペアにする

レンジという言葉を何度も使っているが、トラリピでほったらかし運用をするためには下がったら上がる、上がったら下がる通貨を選ぶ必要がある。以前トルコリラ円のポジションを持っていたことがあったが、(その時はスワップを期待して持っていた)下がる一方でスワップをもらう以上に損失が膨らんだ。もちろん最終的に損切り・・・。そのようなことにならないために、設定する通貨ペアの過去のチャートを確認し、レンジを形成しているものにすることが大切だと思う。もちろん相場を読むことができる人はその限りではない。(狭い範囲でトラリピ を仕掛ければその分利益は増える)

2 適正なリスク管理をする

トラリピがFXである以上、適切なリスクで行うことが大切である。私はレンジの上限から下限まで動いてもロスカットされない金額を一つの目安として設定を行なっている。ここまで広い設定にすると当然利益は抑え気味だが、読めない相場を無理に予想して退場するよりマシという考え方である。投資を進めていくうちにこの考え方は変化するかもしれないが、素人、ほったらかしのうちはあまりリスクは取らないことが懸命である。

まとめ

以上私自身もまだ素人の域を出ないが、トラリピをすすめる理由についてまとめてみた。繰り返しになるが、「ほったらかしでできる」「相場を見ている必要がない」これが公務員がトレードを継続的に行うことのできる肝であると思っている。平日は仕事をしっかりこなし、市場がしまっている間に設定をする。そうしていくと利益が重なっていく。気がつくと・・・。となっていると嬉しい。少額からトラリピを始めてみて感触を掴んでみるのもいいかもしれない。